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地域・人々
川舟大工 谷上 嘉一さん

川丈(川端)街道・熊野川の今昔川舟大工としての活動|熊野川を活かした地域おこし

 熊野川を活かした地域おこしへ、積極的に取り組まれているようですね。
過疎化・高齢化が進む地域で、熊野川という地域資源を生かしてこの地域を何とか元気にしていきたい、そんな気持ちから、三重県が進める東紀州地域交流空間創造事業の1つ「熊野川部会」に参加しています。参加している他の人も同じだと思います。部会に参加しても日当がもらえるわけでもないし、みんなボランティアでがんばっているのが現状です。
熊野川部会に参加しているのは、浅里など川沿いの人たちと鵜殿の人たち。定年後の60歳以上の人が半分以上だと思いますが、14・5名が核になって取り組みを進めています。これまでに、熊野川のマップ作りや川舟を使ったモデルツアーを実施してきましたが、今年度(2006年度)は川舟下りを組み込んだ2コースを作って、通年で楽しめるように取り組んでいこうと思っています。その他にも季節ごとのいろんなイベントをやっていこうと思っています。
単発のイベントで終わっていては意味がないので、関わっている人に日当くらいは出せる、事業として継続していけるようにしたいと思っています。やっていこうとすると、旅行業法のこととかいろいろと問題はありますが、パンフレットも完成に近づきつつありますし、順調に進んできていると思います。もうすぐ公表されると思いますので、お楽しみに。
もちろん、すでに個別の問い合わせはけっこう来ていて、世界遺産登録とも合わせて反響がものすごいですね。テレビや新聞の取材もあちこちから来ました。
(※取材にお邪魔した日も、某全国紙の特集記事への取材協力について礼状のようなものが届いていました。新聞のスクラップはかなりの量になっていました。)
川端街道 宣旨帰りを歩く
熊野川部会が主催したイベントで、宣旨帰りを歩いたときの様子。歩いた後で川舟に乗って速玉大社まで下りました。


 和歌山県では、川舟下りとしてすでに事業化していますが?
和歌山県は知事が熱心に進めたこともあって、先に事業化されましたが、川舟を私が作っている関係もあって、当初からいろいろと話はしてきました。船頭さんも私達がやっている川舟下りと重なるので、上手く調整しながらやっていかなくてはいけません。
和歌山でやっているのは単なる川舟下りですが、私達は熊野川の魅力をより楽しんでもらおうと思っています。宣旨帰りなどの古道歩きや、鮎釣り、エビ捕り、かずら細工など体験メニューを組み込んでツアーを組んでいます。単なる川舟下りなら和歌山側、体験型のエコツアーなら三重県側ということで差別化できると思っています。
和歌山県でやっている川舟下り
和歌山県側で行われている川舟下り。道の駅 瀞峡街道・熊野川から速玉大社まで、約1時間半かけて熊野川を下ります。


 熊野川へ来る人たちにどんなことを伝えたいですか?
熊野川というのは、日本一の暴れ川と呼ばれていたり、魚がとても豊かだったりと素晴らしい川でした。今ではその姿を変えてしまったところもありますが、そういう素晴らしい自然環境の川だということをまず知って欲しいです。
それに加えて、熊野川は世界遺産です。なぜ世界遺産になっているのかと言えば、人々がいろんな願いを持ってこの川を船で下ったり川沿いの道を歩いたということです。景色がきれいなだけの川は他にもありますが、他の川と熊野川がどう違うのか、熊野三山とのつながり、ヤタガラスという神と人をつなぐシンボルなど、「神の宿る地」熊野の一部として熊野川があるということを伝えたいし、わかっていただきたいですね。船頭も語り部も、そういった本質的なところを伝えなくてはいけないと思っています。


川丈(川端)街道・熊野川の今昔川舟大工としての活動|熊野川を活かした地域おこし

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