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 新春の八鬼山越え(熊が出ませんように!) 2017年1月
 名所や見所を解説している案内表示が出てくる度に、長女は立ち止まって読んで撮影していました。歴史の勉強も全然していないので、江戸時代の殿様がどうの、巡礼がどうのと言われてもピンとこないようです。
解説版を読んで、歴史の勉強?
 
ゴットン石
 それでも、ゴットン石がある石畳道の解説は、ちゃんと理解したらしく、「どの石かな?」と石畳道をそろりそろり。
 残念ながら違う場所を踏んでしまって、通り過ぎてしまいましたが・・・。「おーい、行きすぎや。これこれ。」と教えると、戻ってきて踏み直して、「ゴットン」と音を出していました。
 世界遺産に登録された当時、街道沿いの森林所有者が登録に反対して、岩などに赤や黄色のペンキで派手な落書きをしていましたが、所有者が落書きを消して、今はかなりきれいになっています。かつての赤ペンキが少し残る道沿いの大きな岩、長女は特に気にせず通り過ぎて行きました。
元に戻りつつある景色
 道沿いの人工林は、よく手入れされているところが多いのですが、中には間伐も枝打ちもされずにひょろひょろした木が茂る薄暗い場所も。
 「この林は手入れされてないから、こんなに暗い」と長女に教えると、「どうして手入れしないの?」との質問。「何でやと思う?」と聞いてしばらく考えさせましたが、「手入れするのが面倒だから」という答えが返ってきました・・・。自由研究のネタにでもしようかな。
手入れされていないヒノキ林
 林道を越えたところから、いよいよ本格的な上り道が始まります。ここでも熊注意の張り紙があり、ちょっと不安ではありましたが、そのまま進むことにしました。
再び、熊注意情報
 道端に置かれている町石を順番に撮影しながら、ぼちぼちと上り坂の石畳道を歩いて行きます。八鬼山越えも何度となく歩いていますが、町石の置いてある位置が歩く度に変わっているような気がするのは私だけでしょうか?せっかく数多く残っているのだから、道標代わりに一定間隔で置き直せば良いのに。
町石の見守る八鬼山道
七曲の急坂
 比較的緩やかな上り坂が続いたところで、七曲に到着。
 解説版を読んだ長女は、「280メートルって、どのくらいかなあ」と心配そうな顔をして、急坂を歩いて行きました。
 小学生の陸上クラブで普段から走っているだけあって、息づかいは少々荒くなりましたが、七曲も無事にクリア。
 「急な坂道やったなあ。足がパンパンになったわ」と一人前のセリフを言い、飴玉を口に入れ、木々の間から尾鷲市街を眺めながら小休止。
 七曲を越えると、平坦な道と上り坂が交互に出てきます。それほど急な上り坂もないので、快調なペースで歩きます。11時を回って、「お腹すいたなあ。お弁当食べる頂上までどのくらいかかる?」と長女は腹ペコモード。
尾鷲市街を眺める
  町石のお地蔵様が持っている棒状のもの、錫杖のはずですが、長女の目にはデッキブラシに見えるらしく、「このお地蔵さまもデッキブラシやなあ」とのこと。途中までは一体一体デジカメ撮影していましたが、それほど変化もなく面白くなかったのか、途中から撮影せずにチラリと眺めて通り過ぎていました。
嬉しい平坦な道
 烏帽子石、蓮華石を過ぎて急坂を登りきると、九木峠に到着。ここにも熊注意の張り紙があります。強くなってきた風がピューピュー吹きぬけて寒かったので、休憩もほどほどに出発。「お弁当食べる所まで、あと何分?」を連発する長女。お腹がグーグー鳴っているようです。
九木峠を通過

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