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お茶を摘んでゴミを取り除いた後、軽く炒ってから揉みます。これは熟練の技で、私にはとても真似できず、横で見ているだけ。これまで何百回と同じ作業をしてきたおばあさんの大きな手で揉まれているうちに、みるみるお茶の葉が縮んでいきます。
揉み終わったらこれを干し、ある程度乾いたところでもう一度揉んで、干し終わったら出来上がりです。 「今年は摘んでくれる人がいないから、自分の家のお茶は飲めないかと思っていた。手伝ってくれたおかげで、今年も美味しいお茶が飲める。ありがとう。」御礼を言われて、お茶摘みのお手伝いは終了。誰でも同じでしょうが、昔から食べ慣れているもの、飲み慣れているものが一番美味しいと感じますし、逆に、それが味わえないときは寂しさもひとしお。おばあさんは心から嬉しそうに話していました。 |