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きれいな自然林の中を下って、20分ほどで、「巻き上げ道」との分岐点。
旧道の東側を通る「巻き上げ」と呼ばれる道は、大内山の「頭の宮さん」、ニ郷の「薬師さん」の縁日には両村を結ぶ最短距離としてよく利用された間道。 |
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巻き上げ道との分岐点を過ぎて、沢沿いに少し歩けば、紀伊長島側の登り口に到着です。←左端の石碑のすぐ後ろから上っていくのが、尾根沿いの急坂。右のなだらかな道が、一般に歩かれている荷坂峠道です。
明治21年、道のり50町の県道が整備されましたが、旧道は急坂ながら距離がその半分ということもあって、昭和5年に鉄道が開通されるまで紀勢を結ぶ往還として、また、生活の道として利用されました。 |
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尾根沿いの道を一気に下ってくると、登り口に直接出ます。(上画像の左端にある石碑を後ろから見たところです。) |
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登り口からは石垣のある平坦な道が続き(左画像)、間もなくアスファルトの道に出ます(下左画像)。
田んぼの間の道でふと振り返ると、荷坂峠がよく見えます。山肌を通っているのは国道42号線。現在の荷坂越えですね。(下右画像)
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田んぼを抜けたあたりに、一里塚跡石仏碑があります。
この地方における一里塚は、正徳2年(1712)に紀州藩が半内の主要道路に築かせたのがはじまりとされています。
この石仏地蔵碑は、当片上地内を通る熊野街道に築かれていた一里塚にあったものとされています。何回かにわたる道路の改修で元の場所から多少移動されているとも言われます。 |
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一里塚を過ぎて国道の下をくぐると、左側には立派なしだれ桜のある墓地があります。満開になったらきれいでしょうね。
道はそのまままっすぐ進みます。 |
まっすぐに続く道が旧街道で、民家の間を歩いていきます。時折、庚申堂やお地蔵様があります。 |
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下左:歩いていくと、道の駅紀伊長島マンボウのところで国道42号線と合流。マンボウには東紀州のいろんな特産品が揃っているので、休憩がてらぜひ寄ってみて欲しい所。
下右:マンボウから国道の歩道沿いに歩いていくと、歩道橋のある交差点がトンネルの手前にあります。ここで左手の細い道へ。これが旧街道です。(マンボウから先、案内標識がないので注意してください。) |
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