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見事な石畳道。
とても土に埋もれていたとは思えません。 |
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この道は、阪本の人たちが神木(熊野)方面へ行くときに使われていた生活道でした。それでも、国道311号など新しい道路ができてから、20年以上も生活道として使われることがなくなり、次第に山道へ。その間にスギの落ち葉などが積もり、石畳は土の下に埋もれていったのです。
平成8年頃、東紀州体験フェスタに向けての準備が始まった頃、県職員を退職した阪本出身の坪垣内 登さんが、横垣峠の石畳の掘り起こし作業をはじめました。
坪垣内さん一人で進めていたその作業に同調して参加したのが、今の代表者・亀田昭治さんを含めた4、5人。みなさん、昔から使っていた道への愛着や、この道を村おこしにつなげよう!などの思いから参加したそうです。 |
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保存会が当初立てた案内標識。(2002年秋撮影。)
さすがに古くなって、文字も消えかけています。 |
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今ではきれいな石畳道(上画像)ですが、当時は20年以上もまともに使われておらず、腐葉土が石畳の上に積もっていました。数十センチにもなった腐葉土をスコップ、ジョレンなどでどけると、下から真っ白な石畳道が現れたと言います。大きな地震や土砂崩れがなかったため、石畳自体はそのままの状態で残っていたのです。
腐葉土なので、重機を使うまでもありません。スコップなどを使って手作業で少しずつ掘り起こしが進められました。
また、手作りの案内標識も立てられました(下画像)。このコースを歩けば分かりますが、コースの全行程にわたって、分かりやすく立てられています。(案内標識を立てたメンバーは、今では尾呂志で風伝峠の整備活動に取り組んでいます。) |
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