−民話シリーズ第2弾−



'92年制作「まんぼうと殿様」
「殿様」 「お母さんまんぼう」
全長 3.6m 全長 5.3m
最高部 9.2m 最高部 6.8m
電 球 1,000個 電 球 600個
「お父さんまんぼう」 「こどもまんぼう」
全長 6.4m 全長 3.0m
最高部 8.3m 最高部 3.9m
電 球 800個 電 球 300個




まんぼうと殿様
 むかし、むかし、紀州のお殿さまが長島浦におみえになった時のことです。
 子供たちに捕まっているまんぼうを見かけ、かわいそうに思われたお殿さまは、まんぼうを助けてやりました。
 とても喜んだまんぼうは、ぜひお礼を申そうと親子でお殿さまの帰りをずっと待っていたそうな。お殿さまの船がみえると、背びれをゆらゆら動かして言いました。「子供を助けて頂いて本当にありがとうございました。何かお礼を・・・」「予は何もいらぬ。それより予の言いつけどおり逃がしてやってくれた長島浦の者たちにしてやってくれ。」
 それからというもの、長島浦の漁師が沖に出ると、どこからともなく親子連れのまんぼうがやってきて漁場に案内してくれるようになったとさ。
 今でも漁師たちは、沖でまんぼうに出会うと「こりゃ縁起がええ」と船を走らせています。








静岡県三日町手筒保存会による

手筒花火