槍かたげの急坂、久しぶりに歩いてみると結構な急斜面でしたが、お弁当を食べて体も温まった長女は、特にコメントもなくスタスタと歩いていきます。 |
槍かたげの急坂が終わるあたりから、「世界遺産 反対」という白ペンキの文字が書かれた木が何本も出てきました。「反対、世界遺産?何これ?」と長女に聞かれて、「世界遺産に登録されると、木が自由に伐り出せなくなると思った人が、反対しているみたい」と説明しておきました。
白ペンキの文字は、消されることもなくそのまま残っているので、長女にとっても何だこれは?という不思議な光景だったようです。 |
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明治道と合流して、白ペンキの文字をしばらく眺めながらゆるゆると石畳道を下っていくと、小さな沢を渡ったところで山道が終了します。
舗装された道路を歩いて、名柄の一里塚跡に到着。ここにもベニヤ板に「リメンバー八鬼山
200年前の苦しみを 世界遺産 反対」と大きく書いてあります。言葉の意味がどこまでわかっているのかは不明ですが、「何じゃこりゃ!」と長女は面白がってデジカメで撮影。大人でも何だかよくわからないので、子供にとっては、いたずらか何かにしか見えないのではないでしょうか。 |
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名柄一里塚跡からは、猪垣沿いの平坦な道をのんびり歩きます。かつて畑や田んぼだった土地は、すっかり荒れ地になっています。
猪垣は、その名の通りイノシシが田んぼや畑に入ってこないようにする柵であること、荒れ地になっているところは、かつては田んぼや畑だったことを長女に話してみましたが、すっかり荒れてしまった土地を見ても、ピンと来なかったようです。 |
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荒れ地には、大人の背丈よりも大きくなった茶の木などが茂っています。茶の木はすくすく育って、白い花をたくさん咲かせていました。 |
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無事に国道311号に合流して振り返れば、越えて来た八鬼山が望めます。14時半くらいで日も傾いて来ていましたが、風もなく穏やかな陽気。 |
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高台に続く旧道は、正月の帰省で停まっている車が多いようですが、人通りも車通りもなくひっそりとしていました。家が立ち並んでいて山もすぐ後ろにあるせいか、風が当たらずにここもポカポカ。気持ち良く歩きました。 |
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ツレアイが車で迎えに来てくれている三木里海岸に到着。
長女が貝殻を拾うというので砂浜へ出てみると、堤防で釣りをしている人が二人ほどいましたが、他には人影なく貸し切り状態。
波も穏やかで、春のような日差しのもとで貝殻を探して10分ほどのんびりと砂浜を散策。歩き終わった後ののんびりした時間を楽しみました。 |
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