熊野古道
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 新春の八鬼山越え(熊が出ませんように!) 2017年1月
 東邦石油のタンクを眺めながら登り口へ向かいます。道沿いの草むらにフユイチゴが実をつけていて、それを発見した娘は撮影した後でいくつか口に放り込みました。画像の色のとおり、良く熟して甘かったようです。
フユイチゴの実
 登り口までもう一息というところ、上り坂を歩いて行くと、景色が徐々に良くなってきます。
 東邦石油のタンク、右手には三田火力発電所の煙突、その向こうには天狗倉山・馬越峠・便石山、便石山のはるか後方には大台ケ原。大台ケ原も、この陽気で雪化粧は全くなし。
尾鷲の名所を一望
 登り口に着いてみると、何やら赤と黄色の注意書きが。「本日、平成28年12月24日 午前9時ごろ熊出没情報あり!十分にご注意ください!!」とのこと。まさかこんな真冬に熊の目撃情報があるとは思いませんでした。
 長女は「え!?熊出るの?大丈夫なん??」とやや心配そうにしていましたが、年末に寒い日も続いたことだし、大丈夫だろうとそのまま進むことに。
 熊野古道沿いでは、秋に限らず、熊の目撃情報が頻繁に寄せられるようになってきました。熊野古道を歩くときは、熊除けの鈴が必需品になってきましたね。(と言いながら持っていなかったので、無事に歩けますように、と祈りながら歩くしかありませんでしたが。)
登り口に到着
 熊野古道が世界遺産に登録されて、12年が過ぎました。登録後間もなく設置された木製の道しるべも、ずいぶん傷んできました。文字が見えづらくなっているもの、土台がむき出しになってグラグラになっているもの、いろいろです。(東紀州地域振興公社のサイトを覗いてみたら、ちょうど年末までに新しい道標が納入される予定になっているようですので、間もなく新しいものに交換されるのでしょう。)
熊野参詣道 伊勢路 道標
 登り口から、左手に伐採されたひのき林を眺めてしばらく歩いて行くと、右手にソーラーパネルが並んでいました。他の熊野古道沿いでも、ちらほら見かけたことがありますが、歴史街道の横にどーんとパネルが並んでいると、ちょっと興ざめしますね。
ソーラーパネルが並ぶ八鬼山道
 道沿いのシダを見ると、早くも新芽が出て来ているものがありました。まだしっかり固く巻き付いたままですが、もう少しすると、グーっと伸びてくることでしょう。シダの新芽は、エネルギーの塊に見えます。
シダの新芽
 長女が度々、「赤い実がある」と道端の草むらを指さして教えてくれました。長女が教えてくれた場所を見てみると、マンリョウやセンリョウが実を付けていました。正月らしくめでたい雰囲気です。
センリョウの実
 生き倒れ巡礼供養碑を過ぎて歩いて行くと、以前に歩いた時は膝丈くらいの苗木が植林されていたところに、樹高3メートルほどの若木が育っていました。(道の左側の茂っている部分が、金網で囲まれた植林地)
 林業の景気は決して良くないようですが、こうやって次の木を植えて再生産していかないと、山は荒れていく一方です。
ヒノキの若木が育っている

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