|
この辺りにも、やはり空き家がぽつりぽつりとありました。庭木や生垣はまだきれいなので、空き家になったばかりなのか、誰かが手入れをしているのか。傷んでやや波打ったような屋根と、入り口に置かれた棒が何とも寂しげです。 |
熱いアスファルト道では、トンボが時折飛んでくるくらいで、生き物はあまり見かけませんでした。
そんな静かな道中、道端でザザザザッと大きな音がしたので見ると、大きなシマヘビが逃げていくところでした。 |
山沿いにくねくねと続くアスファルト道に飽きてきた頃、高速道路の高架が頭上に出てきます。車が通るたびにゴトゴトと鈍い音が聞こえてきます。
高架下をくぐって間もなく、多岐原神社へ降りていく道が出てきます。 |
三瀬谷駅から約40分、多岐原神社のある船木の集落に到着。ここから熊野古道本番です。
多岐原神社近くにある、ちょっとポップな感じの道標。石自体は古そうですが、本当に道標だったものでしょうか? |
|
三瀬の渡し跡近くにある多岐原神社。神社森に囲まれた静かな境内には、蝉と小鳥の声だけが聞こえていました。立ち止まっていると蚊がブンブン寄ってくるので、早々に退散。 |
|
多岐原神社から再び県道へ戻って、登り口近くにある妙楽寺へ立ち寄りました。元禄の元号が彫られた墓標や、大きな枝垂れ桜のある立派なお寺です。以前に来たときは境内へ普通に入れるお寺でしたが、この日は周囲にはフェンスやネットが張られていて、ひっそりとしていました。これも獣害除けでしょうか。 |