帰りの汽車の時間も気にしなくてはいけないので、休憩もほどほどに出発。甫母峠の頂上から少し上り坂があって細い尾根を歩きますが、この尾根の左手に「楯ヶ崎」など海の展望が開けた展望台があります。
晴れていれば青い空と海が広がっているのですが、この日は白黒映画を見ているような景色。海面には太陽の光らしきものも反射していますが、青空は見えません。どこからどこまでが海なのか空なのかよく分からない不思議な光景です。枯れ木の後ろに見えている岩場の先端は、神武天皇が神武東征の際に上陸したという伝説のある地。こういう光景を見ていると、そんな伝説も何となく本当のような気がしてきます。 |