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川端街道を歩いていたときに上から眺めていた川下りの舟、速玉大社に人を下ろして帰るところでしょうか、途中ですれ違いました。船頭さんをはじめみなさん、白い法被と菅笠で揃えていて、「八咫烏(ヤタカラス)」ののぼりが立っています。ちなみにこの川舟下りは、道の駅瀞峡街道熊野川から速玉大社まで約1時間半で、大人1人3900円。今回のイベントは無料なので、とってもお得でした。 |
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速玉大社までもうすぐというところで、世界遺産に登録されている「御船島」があります。先ほどの昼嶋と同じく川の中にあるちょっとした岩場で、速玉大社の境内地。毎年10月16日、川下からこの御船島へ向かって競争が行われたり、船の上でハリハリ踊りが舞われる「御船祭」が開催されます。御船祭では島の周囲を3回まわるそうですが、この日は1回半だけで速玉大社へ向かいます。 |
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陽が傾きかけた頃、ようやく速玉大社横の河原に到着。向こうに移っている赤と白の橋は、国道42号の熊野大橋。昔はこの橋のあたりに成川の渡しがあったということですが、この日の船頭さん(70歳手前の方)によると、子供の頃、渡しのあった記憶がかすかにあるとか。昔は橋がなかったでしょうが、こんな感じでのんびりと熊野川を渡っていたのでしょうか。 |
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河原に下りてから堤防に上って、振り返ったところの景色。向こうが紀宝町側です。速玉大社に参拝する時間がないということで、急かされるようにお迎えのバスに乗って熊野市駅へ戻りました。
約1時間半の川舟下りでしたが、それはエンジン付きの舟での所要時間。かつて本宮大社へ参った貴族・皇族は、約4時間もかけて速玉大社まで舟で下ってきたそうです。半日かけて本宮から速玉まで川舟で下ってくるなんて、今の時間感覚からはちょっとあり得ない話ですが、時間とやってくれる船頭さんがいれば、手漕ぎか帆のついた川舟で、ゆったりと川のせせらぎを聞きながら下るのも良いかもしれませんね。 |
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