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トップページ >> 熊野古道のみどころ >> >> 秋:9月〜11月
熊野古道のみどころ
石畳森林|花
花

秋:9月〜11月

温暖なために紅葉はあまり期待できない東紀州ですが、春と並んで花の多い季節、いろんな花を探しながら歩いてみてください。

ゲンノショウコ
ゲンノショウコ (現の証拠 フウロソウ科フウロソウ属 Geranium nepalense ssp. thunbergii)
腹痛の民間薬として知られ、煎じて飲めばすぐに効果があるということから、この名前がついています。山野の草地でごく普通に生える多年草。花期は7月〜10月で、直径1〜1.5センチの小さな花を、花柄の先に通常は2個咲かせます。花の色は白いものから紅紫色まで変化が多いです。
熊野古道の道ばたにも普通に見られる花です。よく見るとかわいらしいですが、小さくてそれほど目立つ花でもないので、あまり気付かないかもしれません。

ツワブキ
ツワブキ (石蕗 キク科ツワブキ属 Farfugium japonicum)
葉に艶があるフキという意味の艶蕗がなまってツワブキになったと言われます。若い葉柄はフキと同じようにキャラブキなどにして食べます。花期は10月〜12月で、初冬の花のない季節に大きな黄色の花をつけるため、園芸品種にもなっており庭などにも植えられています。
海岸の岩の上や崖などに生える多年草。花は根生葉の間から高さ30〜75センチの太い花茎を伸ばして黄色い大きな花を咲かせます。
熊野古道では、海に近いコース沿いに見ることができます。初冬の花のない時期には目立ちます。

ツリガネニンジン
ツリガネニンジン (釣鐘人参 キキョウ科ツリガネニンジン属 A. triphylla var. japonica)
釣り鐘のような形の花が咲き、白く太い根が朝鮮人参に似ていることから、この名前がついています。春の若芽はトトキと呼ばれ、山菜として親しまれています。山野に広く生える多年草です。
花期は8月〜10月、細い花柄の先に長さ2センチほどの花が下向きに咲きます。花の色は淡紫色〜濃い紫色で、先端がやや広がります。
東紀州でも田んぼのあぜをはじめあらゆる草地に生えています。秋の古道沿いでもっとも目にする花のひとつでしょう。

コウヤボウキ
コウヤボウキ (高野箒 キク科コウヤボウキ属 Pertya scandens)
山地や丘陵の日当たりの良い、やや乾いたところに生える小低木。昔、高野山で落葉期にこの枝を集めてほうきにしたため、この名前がついています。今ではほうきが作れるほど多くは生えていません。高さは60〜100センチになります。
花期は9月〜10月で、長さ1.5センチほどの筒状花が13個ほど集まってひとつの花のように見えています。
熊野古道の各コースでも、それほど多く生えているわけではありません。色は白から淡紅色で目立ちませんが、クルクルと反り返っている花びらの形が独特で面白いですね。

ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナ (鵯花 キク科フジバカマ属 Eupatorium chinense)
ヒヨドリの鳴く頃に花が咲くことからこの名があると言われています。山地のやや乾いたところに生える多年草で、高さは1〜2メートル。花期は8月〜10月で、茎の上部で枝分かれして、枝先に散房状に花を咲かせます。花は通常白ですが、淡紫色のものもあります。
熊野古道でも、多くのコースで秋〜初冬にかけて見られます。それほどきれいな花でもありませんが、近づいてみると小さな花が集まっていてヒゲみたいなものも出ていてかわいらしいです。

ヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギス (山路の杜鵑 ユリ科ホトトギス属 Tricyrtis affinis)
山野の林の中に生える多年草。ホトトギスの一種ですが、花びらが斜めに開くホトトギスに比べて、基部がすぼまって急に水平に広がることから区別できます。花期は8月〜10月で、茎の先や葉の付け根に1〜2個ずつ、白地に紫色の斑点のついた花を咲かせます。
熊野古道では多くのコースでよく見かける花で、独特の形をしているので目にとまります。愛嬌のある花ですね。

キバナホトトギス
キバナホトトギス (黄花杜鵑 ユリ科ホトトギス属 Tricyrtis flava)
上記の山路のホトトギスと同じ種類、黄色い花のホトトギスです。夏の終わり頃から秋のはじめにかけて咲きます。ヤマジノホトトギスと同じような場所に咲いていますが、古道沿いではあまり見かけません。見つけたら、かなりラッキーかも。

センブリ
センブリ (千振 リンドウ科センブリ属 Swertia japonica)
古くから胃腸薬としてよく知られていて、乾燥させたものをお湯の中で振りだして飲みます。苦みが強く千回振りだしてもまだ苦いほど、というところから名前がついています。山野の日当たりの良い草地に生える2年草。花期は9月〜11月で、茎の先や葉の付け根に、白地に紫色の筋の入った花を咲かせます。
熊野古道でも多くのコースで秋から初冬にかけて見られる花。色も形も地味ですが、実際に見るととてもかわいらしい花です。見た目からは、胃腸薬になるほどの苦みがあるとは思えません。

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