熊野古道
くまどこショッピングモール東紀州ほっとネットくまどこ
トップページ >> コース紹介 >> 志古〜本宮大社コース > コース案内
コース紹介
志古〜本宮大社コース
 歩行距離:約14km(志古バス停〜熊野本宮大社)
 所要時間:約5時間(中級者向け)

コース地図|コース案内|交通アクセスJR・バス)|モデルコース

コース案内
写真付きの詳しいコース案内へ

志古を出発して、林道 志古線を経て万才峠を越え、小雲取越に合流して本宮大社を目指すコースをご紹介します。林道の上り坂が少し大変ですが、それ以外は厳しい場所もなく、本宮大社を目指すハイキングが楽しめます。
※志古(瀞峡ウォータージェット船乗り場)までは、自家用車で行っても駐車場が利用できますし、新宮駅からの路線バスも利用できます。

 志古から万才峠への入り口まで
 出発点の志古(瀞峡ウォータージェット船乗り場)、駐車場とトイレがあって基点とするには便利な場所です。ジェット船乗り場と国道を挟んだ向かい側の郵便ポストのところに、「熊野古道 伊勢路」の道路標識があります。この標識に従って、ジェット船乗り場の自家用車駐車場の横を通る脇道へ入ります。脇道に入ってすぐ左手にお地蔵さんがありますが、かなり古いもののようです。
 しばらくは田んぼの中を通る平坦な道が続き、民家がなくなってくると上り坂になってカーブを繰り返しながら上っていきます。道ばたには季節の花が咲いていて楽しめますが、変化のない上り道が続くので少し退屈です。
 志古から40分くらい歩いたところで、右手に「一遍上人名号碑の写」の解説板があり、少し山へ入ったところの巨岩に、文字が彫られています。万才峠への入り口近くにある名号碑の写しです。
 上り斜面のくねくね道をさらに10分ほど歩いたところで、牛舎があります。これを過ぎたところから林道 志古線の起点ですが、道はほとんど舗装されており安心して歩けます。
 林道に入っても変化のない退屈な道を25分ほど歩いたところ、右へ曲がるカーブの左手に万才峠への入り口があります(案内標識あり)。ここで舗装された林道から山道へ入ります。
※この入り口からさらに200mほど林道を上った右手に、一遍上人名号碑と桜地蔵があるので、時間があれば見ておきたいところです。往復で15分程度。

 万才峠への入り口から小雲取越との合流点まで
 万才峠への入り口には石垣(猪垣?)が残っており、その間を通る細い山道を歩きます。この辺りはかつて小さな集落があったようで、立派な石積みの土台などが残っており、その脇を道が通っています。緩やかに上っていますが、きつい傾斜はなく、周りも手入れされたスギの人工林で、気持ちの良い道です。
 しばらく歩いていくと何基かの墓標があり、そこから少し歩くと自然林になります。標識はありませんが、道はハッキリしています。緩やかな上り道を歩いていくと、入り口から20分少しで万才峠に到着です。峠には本宮と志古を示す標識がある程度で、何もありません。稜線沿いに付いている登山道と交差して、掘り割りになって峠道が付いています。
 峠から少し急な下り坂がスギの人工林の中を続きます。下り始めは道がハッキリしていない部分もありますが、上から下を見ると道が続いているのがわかります。急な下りが終わってから、緩やかなアップダウンを繰り返しながら小さな沢をいくつか越えますが、場所によっては石畳らしきもの、石段が残っており、昔からの道であることがわかります。少し長く続く緩やかな上りを過ぎたところで視界が開けて、小雲取越に合流。万才峠から30分ほどです。

 小雲取越との合流点から本宮大社まで
 小雲取越に合流してから右へ進みます。緩やかな下り坂が続く道で、道幅も広く案内標識もあるしっかりしており、ハイキング気分で歩けます。自然林とスギの人工林が交互に出てくる道ですが、しばらく歩いていくと木々の間から熊野川が見えるようになってきます。のんびりと80分ほど歩いていくと、国道168号沿いにある請川バス停に到着です。バス停に出る手前、民家の間を縫うように歩くので少し分かりにくくなっていますが、標識に従って歩けば大丈夫です。なお、請川バス停から3分ほど右(志古方面)の方へ行ったところに公衆トイレがあります。
 請川バス停に出たら国道168号を左へ進んで、3kmちょっと歩いて本宮大社を目指します。ほとんど平坦か少し下っていく道になるので体力的には問題ありませんが、車がけっこう走っているので注意してください。(大部分は歩道がありますが、途中から歩道がなくなります。大型バスなども走っているので、くれぐれも注意してください。)
 国道の右側には国道に沿って熊野川が流れています。国道からの眺めも良いのですが、国道を横断するときは注意してください。国道沿いにはお地蔵様が1体、道標らしきものが1つある程度で、史跡はあまり残っていないようです。
 のんびりと40分ほど歩くと本宮の町に入ります。さらに5分ほど歩くと大斎原(本宮大社の旧社地)に到着、右手に鳥居があってその向こうに森があります。がらんとした原っぱになった旧社地などをのんびり歩いて、巨大な鳥居をくぐって田んぼの間を抜けていくと、国道168号に合流して本宮大社に到着です。駐車場前にある鳥居をくぐって石段を上ると門があり、その奥に本殿があります。
 バス停は、駐車場前にある鳥居のところ、国道沿いにあります。本宮大社からのバスは、川湯温泉などを経由するものと志古・新宮駅へ直行する特急バスがあります。帰りに温泉へつかっていくのもよいでしょう。

▲このページのトップへ戻る


東紀州ほっとネット くまどこ
東紀州ITコミュニティ
三重県熊野市有馬町
E-MAIL:info@kumadoco.net
Copyright(C)2004 KUMADOCO.NET All Rights Reserved.