熊野古道
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コース紹介
浜街道コース
歩行距離:北コース 約12.2km / 南コース 約14.4km
所要時間:約9時間(健脚向けコース)

コース地図コース案内高低差交通アクセスJR・バス)|モデルコース


コース案内
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 ここでは、JR熊野市駅から熊野速玉大社・JR新宮駅までの全長約26キロを歩くコースを紹介します。距離の長さもさることながら、コース前半の砂利浜を歩くことで体力の消耗が激しいコースです。東紀州にある中ではもっとも厳しいコースでしょう。それなりの体力が必要です。
 体力に自信のない方は、JR熊野市駅からJR阿田和駅の北側コースと、JR阿田和駅からJR新宮駅の南側コースに分ければ大丈夫でしょう。
 また、案内板などがあまり整備されていないコースなので、分からなくなったら地元の人に早めに尋ねることをオススメします。
 七里御浜の砂利浜と悪戦苦闘し、熊野灘の展望を眺めながら、かつての巡礼者の気分になって熊野速玉大社を目指しましょう。

 立石の道標まで
 熊野市駅から出発なので公共交通機関利用が便利ですが、車の場合は市役所横の駐車場などを使います。
 駅の前にある道を東に進み、市役所の前を通り過ぎて間もなく国道42号に出ます。国道沿いの堤防から七里御浜に出ます。ここから「獅子岩」を過ぎて「花の窟神社」まで、40分近く砂利浜を歩きますが、砂利浜を歩くのが嫌なら堤防を歩いていっても良いでしょう。
 獅子岩を過ぎて右手にある小山のような岩が「花の窟神社」。ここ一度国道42号線に出て、お参りしていくのも良いでしょう。神社の前には、本宮道と浜街道の分岐を示す口有馬の道標も残っています。神社の前を西へ進んで、道なり南へ。有馬の住宅街をまっすぐに歩いていくと、20分ほどで立石の道標がある三叉路。そこで左方向へ曲がって国道に合流し、国道を横断して林の中を抜けて再び砂利浜に出て歩きます。ここも砂利浜を歩くのが嫌なら、堤防を歩いてもいいでしょう。

 巡礼供養碑まで
 再び七里御浜の砂利浜、はるか彼方まで続く海岸線を眺めながら歩いていきます。浜沿いの防風林も遊歩道のようになっているので、砂利浜に飽きればそこを歩くのも良いでしょう。
 延々と約75分ほど砂利浜を歩くと、志原川の河口に当たるので、堤防に上がって国道に出ます。堤防の陸地側、一番南側に付いている階段を下りて茂みの中を少し歩けば、「龍神燈」があります。
 国道に出て志原川を渡ると、国道左側に巡礼供養碑があります。今は橋も架かって、川の流れらしい流れも見られませんが、かつてはこの川の渡しで命を落とした人がいたそうです。巡礼供養碑を過ぎて再び砂利浜へ出ます。

 JR阿田和駅まで(北側コース終点)
 再び砂利浜を延々と歩くことになりますが、ここでも堤防の上を歩いたり、防風林内の遊歩道を歩いても良いでしょう。
 40分ほどで市木川の河口に当たるので、「浜辺の水神塔」があるところから国道に出ます。国道の橋は歩道もなく危ないので、国道から一本陸地側へ入ったところに架かっている緑橋を渡ります。大正時代に架けられた橋です。橋を渡って国道に合流するところ、左手に「市木の一里塚跡」があります。
 一里塚を過ぎたところで再び砂利浜へ。30分ほど歩いて砂利浜に飽きてきた頃、右手の茂みに「七里御浜松原遊歩道」の入り口があります。サザンカやツバキなどが植えられているきれいな遊歩道なので、ここを歩いていくと良いでしょう。
 遊歩道を歩いて30分ほど、砂利浜を進めば40分ほどで「道の駅 パーク七里御浜」に到着。駐車場、トイレ、売店、レストランなどがあり、基点にもなるし休憩場所にも最適です。ちなみに、JR阿田和駅は道の駅から少し陸地側へ歩いたところにあります。

 井田の一里塚跡・沖見地蔵まで
 阿田和駅を出発して、国道の一本西側の道を進みます。標識がありませんが、阿田和の住宅街を通って南の方へ進んでいきます。尾呂志川を渡って農協の選果場を過ぎたところで国道と合流し、しばらくは国道の歩道を歩きます。
 駅から60分ほど歩くと、左手に「六部の墓」があります。さらに20分ほど歩くと、御浜町と紀宝町の境界あたり(井田川の手前)に、右に入る道があります。ここで国道からはずれます。
 国道から分かれて細い道に入ってすぐ、ホテルの横に「ビキシ様」があります。しばらくは井田の住宅街を歩きますが、井田川を渡ってすぐに左手の細い道に入ると国道に合流、すぐ左手には「道の駅 ウミガメ公園」があります。ウミガメが水槽に泳いでいるので寄り道して見ていくのも良いでしょう。再び国道から井田の住宅街の道に戻りまっすぐ歩いていくと、「横手地蔵」と「見松寺」の案内板が出てくるので、これに従って右折します。
 右折してすぐにJRの線路を渡り、上り坂になります。住宅街の中を歩きますが、横手地蔵の案内があるので迷うことはありません。少し上りを過ぎると、左手には熊野灘が一望できるようになります。晴れていれば素晴らしい海の色が楽しめる、このコース随一のビューポイントです。
 左手に熊野灘を眺めながら、林沿いの道を歩いていくと、60分ほどで井田の一里塚跡、すぐに横手の延命地蔵、沖見地蔵があります。沖見地蔵を過ぎたところから道は下り坂に。

 国道42号に出るまで
 沖見地蔵を過ぎて住宅街に入るところの交差点を直進します。(左に曲がって下り道を歩いていくと、そのまま国道に合流してしまいます。)住宅街を通る平坦な道を歩いていくと、30分ほどで国道42号線のバイパスの上(上野交差点)を通ります。
 バイパスの上を通ったらすぐに右手の上り道へ入り、まっすぐ進んでいきます。左手に鵜殿村の展望を楽しみ、「耳切り坂」と呼ばれる下り坂を経て、農協の建物(グリーンプラザ)の横に出ます。
 42号線バイパスを渡って、まっすぐ歩いていくと左手にこんもりとした「粥森様」を眺めて、保育園のある三叉路へ。左へ曲がってまっすぐ進んでいくとJRの線路沿いの道に出て、少し線路沿いに歩いたところで踏み切りがあるので線路を渡ります。踏み切りを渡って道なりに右手へ進み、真っすぐに歩いていくと国道42号・熊野川にぶつかります。

 熊野速玉大社まで
 国道に出ると、右手(熊野川の上流)に鉄橋が3本見えます。一番手前がJR、中央が国道42号線、向こう側がバイパスです。
 JR以外ならどちらでも行けますので、橋を目指して上流の方へ進みます。河原に下りて橋の近くまで行く方が安全ですが、国道を歩くときは、車の通りが多いので十分に注意して下さい。
 30分ほどで橋の所まで行くと、向こう岸に目的地の「熊野速玉大社」が見えます(バイパスの橋の向こう側に見える森)。橋のたもとが、かつて「成川の渡し」であった所ですが、今では何も残っていません。
 橋を渡って最初の信号を右に曲がると、赤い燈籠が歩道沿いに並ぶ参拝道。熊野速玉大社はすぐそこです。
 熊野速玉大社でお参りした後は、新宮駅へ。国道42号線の方へ戻って国道を渡って直進。歩道のブロックに標識があるので、それに従って進んでいけば、30分ほどで新宮駅に着きます。
 時間があれば、新宮駅へ行く前に阿須賀神社、徐福上陸の地などを散策していくのも良いでしょう。いずれも、歩道に埋め込まれている案内に従って歩けば大丈夫です。


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