熊野古道
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コース紹介
八鬼山越えコース
歩行距離:約10km
所要時間:約4時間30分(健脚向けコース)

コース地図コース案内高低差交通アクセスJR・バス)|モデルコース


コース案内
写真付きの詳しいコース案内へ

 ここでは、尾鷲市向井側から三木里側へ、江戸道を通っていくコースをご案内します。
 道案内の標識があるので迷うことはまずありませんが、西国一の難所と言われるだけあって、それなりの体力が必要なコースです。
 なお、所要時間はゆっくり歩いた場合の時間です。

 登り口まで
 東邦石油のタンク横、尾鷲節道標歌碑のすぐ近くにある農協選果場に車を停めておきます。(国道42号線を走っていくと、「熊野古道 八鬼山越え」の案内標識があります。案内標識に従って走っていくと、東邦石油タンクの横に案内標識があり、標識の下に尾鷲節道標歌碑があります。それを過ぎてすぐ左手に農協の選果場があります。42号線から車で5分程度。)
 道標歌碑から左手に入る上り坂を進み、東邦石油のタンクを右手に見ながら歩いていくと、15分くらいで登り口に到着します。この道沿い、桜がたくさん植えられており、花見の時期は多くの人で賑わっています。なお、登り口の少し手前、右手にトイレがあります。コース中に整備されたトイレはないので、ここで済ませてください。

 七曲りまで
 登り口からしばらくは、平坦な道が続くのでウォーミングアップになります。石畳も最初から残っているようですが、巡礼供養碑を通り過ぎたあたりから、美しい石畳道が現れます。と同時に、上りがきつくなってきますので、ゆっくりと上がっていきましょう。急な石畳道と平坦な道を交互に歩いていくと、籠立場に到着。大きなヒノキの木の下にスペースがあり、休憩には最適です。八鬼山越えの特徴でもある町石が置かれています。(登り口から40分程度)
 籠立場を出発して10分ほど上り坂を歩いていくと、林道と合流します。右前方にある続きへ入って緩やかな登りを歩いていくと、5分ほどで一番の難所「七曲(ななまがり)」が始まります。七曲は石畳道もきれいなところですが、きつい上り坂が続いていますので、それを楽しむ余裕はないかもしれません。

 九木峠まで
 休み休み歩くと、20分ほどで七曲が終わります。一息つける平坦な道を歩き、桜茶屋一里塚跡を越えると再びきつい登りになります。この登りの途中に有名な「蓮華石と烏帽子石」という特徴的な形をした巨岩があります。石畳道は途切れているところもありますが、おおむね良い状態で続いています。
 20分ほどきつい直線の登りを歩くと、九木峠に出てます。九木峠は林道からの道などと合流しており、少し広めのスペースがあってベンチもあるので、休憩にちょうど良い場所です。
 案内標識に従って右手の道へ行き、緩やかな登りを歩いていきます。峠から少し歩いたところで、左手に九鬼方面の景色、右手に尾鷲市街の展望が木々の間から楽しめます。

 さくらの森エリアまで
 九木峠から15分ほど緩やかな上りを歩いたところで荒神堂に到着。今は荒れていますが、かつては茶屋があったそうです。ここから八鬼山峠(三木峠)まで、少し急な上り坂が続きます。石畳道の状態も良い道で、荒神堂から5分ほどで峠に到着します。茶屋跡のスペースと東屋があるほか、八鬼山山頂(標高627メートル)も峠の頂上にあります。
 ここで道は明治道と江戸道に分かれますが、世界遺産登録されているのは江戸道の方になります。(八鬼山峠で明治道のほうへ進むと、間もなく尾根沿いに直進する登山道と、左手の斜面へ下りる明治道に分かれます。そこ以外は一本道です。明治道は江戸道と異なりあまり急な坂はありません。谷に沿って付いているので少し暗い所が多くなります。自然林の中を通る部分が多く石畳道もある見事な道ですが、あまり人が歩かないので落ち葉で道が埋もれて分かりにくくなっていることがあります。注意してください。)
 江戸道のほうに進んで、さくらの森エリアへ5分ほどで到着します。芝生の広場と休憩用の東屋があるので、休憩には最適です。また熊野灘の方の景色が良く、空気が澄んでいるときは志摩半島まで見えるらしいです。

 明治道との合流点まで
 さくらの森エリアで休憩した後、そのまま道沿いに進むと江戸道です。(※明治道へ行く場合は、八鬼山峠(三木峠)まで戻ります。)
 江戸道の歩き始めは急な下り坂に付いている石畳道。少し歩くと傾斜が落ち着いて、階段状に整備された道が自然林の中、照葉樹が生い茂る中を続きます。江戸道は尾根沿いに付いている道で明るい感じです。緩やかな部分もありますが、急な斜面に石畳道や階段状の道が続きます。手すりが付いているところもありますが、注意して歩いてください。下っている途中、目的地の三木里が木々の間に見えます。
 30分ほどで十五郎茶屋跡に到着してホッと一息つきますが、そこから「槍かたげ」と呼ばれる急な下り坂になります。15分ほど歩いて沢の音が聞こえてくると、間もなく明治道と合流します。

 JR三木里駅まで
 合流した後、状態のいい石畳道が比較的平坦な下り道で続いています。合流してから籠立場を過ぎると間もなく、小さな沢に出て、すぐにアスファルト道に出ます。世界遺産登録されているのはここまでです。沢沿いに続く緩やかな下り道を歩いていくと、左手に分かれる細い道があり、そこが名柄一里塚跡になっています。細い道に入って猪垣沿いの平坦な道をずっと歩いていくと、民家が現れます。JRの踏切を渡ればすぐに、三木里側の登り口(国道311号線)、名柄バス停のところに出るので、ここで右へ進みます。なお、三木里海岸は海水浴場で、公衆トイレがあります。
 美しい三木里海岸を歩いてもいいですし、余裕がなければ国道沿いに歩いても良いでしょう。国道から一本北側へ入った旧街道には、古い街並みがわずかに残っています。(国道に出てから橋を渡ってすぐに右手へ入った道です。)
 三木里海岸、国道を歩いた場合、川(八十川)の河口にぶつかるのでそこで右へ。そのまま道なりに歩けば高台の上にある三木里駅に到着します。駅の手前、電柱のところには、かつての道標が置かれています。(街中の旧街道を歩いてきた場合は、この道標のある交差点に出てきます。)
 街中の標識はあまり多くないので、駅の場所がわからない場合は地元の人に尋ねましょう。

 駐車場所へ
 JR三木里駅から、上り汽車に乗って大曽根浦駅へ。
 大曽根浦駅を出て左へ、海沿いに歩いていくと左手にJRの高架下を道が続いているので、これに入って真っすぐ歩いていくと、駅から20分ほどで選果場に到着します。

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