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語り部とは!語り部の歴史|語り部さん紹介

語り部さん紹介

こんな方たちが、熊野古道を訪れるみなさんをおもてなしします。(※ 五十音順で掲載しています。)

カ行
垣内 昭子(かきうち あきこ)刈谷 健生(かりや たけお)川口 有三(かわぐち ゆうぞう)
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垣内 昭子(イラスト)
※ ご本人の希望により、イラストで掲載させていただきます。イラスト作成は、垣内さんの娘さんです。
氏名 垣内 昭子(かきうち あきこ)
性別・年齢 女・1942年生まれ
案内の得意なコース 馬越峠・八鬼山越え
得意な分野 植物、(俳句)
好きなコースや場所 通り峠展望所からの眺め(その他、展望の良い場所)

熊野古道に対する思い
●どんな気持ちで語り部さんとして活動を?
 来てくれる人をおもてなししたいというのが一番ですね。いつもではないけれど、からし菜おにぎりや季節のちょっとした料理を作って持っていくのも、そういう気持ちからです。持っていくとお客さんも喜んでくれるので、嬉しいですよ。
 また、案内したお客さんから、お世辞も入っているでしょうが「次は○○峠へ行く予定です。またあなたにお願いできればいいと思います。」と言ってもらえるととても嬉しいです。
 それでも自分にとって語り部の仕事は、「人のため」というよりも「自分のため」という感じで取り組んでいます。いろんな地方から来るお客さんと話をする中で、自分が知らない知識をたくさん仕入れることができます。それを次の語り部の時に新しい知識として使うことができる、そんな楽しみがあるんですよ。だから、自分にとっても勉強になる場だと思って取り組んでいます。
●古道に来る人に感じてほしいことは?
 やはり、熊野古道という道があったということ。昔からそこに道があって、地元の人たちが生活の中で使っていた道があった、そうやって人に歩かれて現在に続いているのが熊野古道だということを、実際に歩いて感じてほしいと思います。
 それから、普段の生活では物がたくさんあって、それでも「アレが欲しいソレが欲しい」と言っていますよね?それが、熊野古道を(特に夏場などに)歩いて、汗をかいてしんどい思いをして歩きます。そんなときに小鳥のさえずりが聞こえてきたり、涼しい風がすっと吹き抜けたりすると、「ああ、もう何もいらない」という気持ちになれるんですね。物が溢れている今だからこそ、そんな感覚を熊野古道を歩いて感じてほしいと思います。
●これからの目標・期待は?
 熊野古道が世界遺産登録されるということで盛り上がっているが、それが街全体に広がっていないという印象があります。尾鷲は昔、瀬木山という小さな山を削って三田火力発電所を作ったのですが、そのときと同じような感じでしょうか。発電所ができることで、関係する商売をしている人たちは儲かるから喜んで盛り上がっている、でも普通の街の人は特に盛り上がっているわけではなかったと思います。もっと街全体として、自分たちの地域で歩かれてきた道、熊野古道が世界遺産になるということで盛り上がっていって欲しいと思います。語り部も一部の熱心な人たちにお任せしておくのではなく、もっとたくさんの人が関わってほしいですね。
(2004年5月 尾鷲市にてインタビュー)


刈谷 健生
氏名 刈谷 健生
(かりや たけお)
性別・年齢 男・1932年生まれ
案内の得意なコース 横垣峠・風伝峠・通り峠・川端街道
得意な分野 山歩き、風景写真
好きなコースや場所 熊野川の悠久の流れと風景、風伝峠の朝霧

熊野古道に対する思い
「悠久の歴史を語る熊野川」というキャッチフレーズがありますが、川が文化遺産に入るのはすごいことだと思います。
「熊野古道」は1000年もの間、姿を変えることなく、現代まで伝えられているというのは、奇跡のように思います。熊野古道が和歌山県、奈良県、三重県の3県にわたっているので、保存・広報その他いろいろな面が心配です。
(2003年10月 文・刈谷さん)


川口 有三
氏名 川口 有三
(かわぐち ゆうぞう)
性別・年齢 男・1942年生まれ
案内の得意なコース 馬越峠、八鬼山越え、(曽根次郎坂太郎坂)
得意な分野 山歩き
好きなコースや場所 八鬼山頂上付近(さくらの森エリア)からの眺め、楯ヶ崎

熊野古道に対する思い
絵図の印刷物を手にする川口さん●きっかけは?
 活性化協議会(※東紀州地域活性化事業推進協議会)で、語り部を募集していると聞いて参加したのが最初。もともと山歩きが好きだったので、仕事以外で何か役に立ちたいという気持ちではじめました。
●何を紹介したいですか?
 この地域の自然を紹介したいという気持ちが一番。山と海、森林、そこを歩いて美味しい空気を吸っていってほしいと思っています。
 また、尾鷲は過去に津波で大きな被害を受けた街。私も2歳の時(昭和19年)に東南海地震による大津波を経験して、記憶にはありませんが、祖母に背負われて避難したらしいです。そういった地域の話もお客さんに伝えることができればと思います。
 それから、案内板には載っていない昔の絵図などを、デジカメで撮って印刷して、説明用に見せたりしています。昔の様子を伝えるには、役に立ちます。
●これからの目標・期待は?
 熊野古道については、今以上に荒れないようにしたいと思っています。人が歩けば道は当然に荒れるのですが、今ある昔からの良さを失わないように、多くの人を惹きつけている素朴さを守っていきたいと思っています。幸い、今のお客さんはマナーが良いので、ゴミを捨てていく人はほとんどいません。今後もそういったマナーの良さを期待したいですね。
 自分は八鬼山越えが好きですが、やはり厳しいコースということで馬越峠に比べるとお客さんが少ないようです。今後は、八鬼山の良さをPRして、もっと多くの人が八鬼山を歩いてくれるようにしていきたいですね。
 また、世界遺産登録を間近に控え、人がたくさん来てくれるようになりました。人が沢山来てくれれば、地域の活性化につながります。合併して尾鷲市が誕生して50年近くになりますが、そのときから約1万人も人口が減ってしまいました。熊野古道を活かして、この街を何とか活性化したいと思います。
(2004年5月 尾鷲市にてインタビュー)


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