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熊野市百科大辞典:市内の町や村 『五郷』 <
くまのしひゃっかだいじてん:しないのまちやむら 『いさと』 > |
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熊野市(旧熊野市、旧紀和町) > |
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五郷町は大又川の更に下流、北山川との合流点まで広がります。和田、寺谷、湯の谷、桃崎、大井谷の各村からなります。
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中心集落は寺谷です。五郷という名前は、五つの集落が集まって一つの村になったことからつけられました。 天正の一揆(1588) では、寺谷の多尾城に、一揆勢2,500人が立てこもりましたが敗れました。
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湯の谷は、昔、温泉が出ていたことからそう言われるとのことで、大又川の支流、湯の谷川の上流にあります。ここには、後南朝最後の王である尊雅王に係わる 腰掛石と赤松塚 の伝承があります。また、湯之谷には 榧の木館 という個人博物館があります。国道 169 号からは、2KM ほど入りますが、時間が許せば行って見てください。 大井谷だけは大又川ではなく北山川の小支流である大井谷川沿いにあります。
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総覧 日本の建築 には、熊野市・南牟婁郡では、旧桃崎郵便局だけが載っています。説明文は下記の通りです。写真も同書から。 街道沿いの町並み・集落の一隅に佇む小規模な郵便局舎の中には、近世宿場町の問屋場にも通じるような、ある種の風格を備えたものが少なくない。旧桃崎郵便局はその一例となるもので、明治 36年に土地の旧家田垣内松之助が大工棟梁城内虎之助によって、自宅に隣接する街道沿いに建設している。建物はほぼ正方形平面の総 2階建てで(後に下屋を設けて事務室を広げている)、壁面を 下見板張り とし、桟瓦葺き、方形の屋根をのせる。その意匠は控え目ながら洋風を指向したもので、正面の玄関庇の幕板には郵便の便利さをうたった一句を彫抜くなどの素朴な工夫も見られる。
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内部は 1階前面を客溜りと事務室とし、その背面に階段、通用口、宿直室を置く。2階は 3室に間仕切っており、休懇や事務に当てられたものであろう。 1999年の 5月に、この建物を訪ねて見ましたが、残念ながら 5年ほど前に取り壊されてしまったそうです。
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参考文献 |
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熊野市百科大辞典 |
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その他関連情報 |
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なし |
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