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ホーム >> 東紀州百科事典 >> 民俗・文化・歴史 >> 漁師の信仰集める、海を渡る白蛇。  < うみをわたるしろへび >
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ジャンル: 民俗・文化・歴史 | 自然・風土・環境 | 方言・郷土料理・物産 | 行政・統計・経済

民俗・文化・歴史 漁師の信仰集める、海を渡る白蛇。  < うみをわたるしろへび > < 尾鷲市 >
漁師の信仰集める、海を渡る白蛇。 朝といってもあたりはまだ暗いやみでしたが、一匹の白蛇(シロヘビ)が尾鷲湾口を北から南へ渡って行くのを漁に出かける漁師が見ました。
白蛇を見たその日は、どれだけでも魚が釣れて、思わぬ大漁にこれこそ白蛇様のお陰と、漁師は大喜びでした。
もう一度この白蛇を見ようと漁師は、毎朝早く舟を出しましたが白蛇の姿を見ることは出来ませんでした。
それでも断念せず毎朝続けていると、次の新月の朝早く、やはり尾鷲湾を渡る白蛇を見ることができました。白蛇の行く手を見守っていると、白蛇は同湾内の桃頭島(とがしま)へ向かって泳いで行くようでした。
その日はやはり大漁でしたので漁師はまたも喜びましたが、さてこの白蛇がどこから来るのだろうと不思議に思い、白蛇の帰りを待ちぶせて後をつけることにしました。
しばらく待っていると、白蛇は桃頭島から海を渡ってきました。白蛇は遠賀に上陸し、陸路を岩屋堂の方向へ帰って行きました。
岩屋堂は天倉山の中腹の大きな岩の下にあって、ここには鎌倉時代から聖観音菩薩がまつられております。江戸時代の延宝七年(一六七九)に常声寺の鉄船和尚がこの岩屋堂に隠居して、西国三十三カ所の札所寺の本尊を模して、三十三体の観音石像を作らせて岩屋堂にま
つりました。
西国めぐりの順礼たちは、必ず岩屋堂に参拝したものですが、白蛇は前から祭られている聖観音様のお使いだと言われています。今も岩屋堂の谷の上に小さなほこらがあって「白蛇大明神」が祭られています。
白蛇を見たら大漁があるという伝説があるので、今でも漁師たちの信仰をあつめています。

データ
参考文献
  なし
その他関連情報
  なし


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