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ホーム >> 東紀州百科事典 >> 民俗・文化・歴史 >> 御浜町の熊野古道 その2  < みはまちょうのくまのこどう その2 >
東紀州百科事典

ジャンル: 民俗・文化・歴史 | 自然・風土・環境 | 方言・郷土料理・物産 | 行政・統計・経済

民俗・文化・歴史 御浜町の熊野古道 その2  < みはまちょうのくまのこどう その2 > < 御浜町 >
◇稚子塚
阿田和貫ノ木に稚子塚があります。正徳年間(1711年から1716年)にお姫様が流れ着き、庄屋翁了に救われ茶屋を開き、一生独身で過ごしました。臨終の際、お世話になった翁了にお礼を述べ、「私を七尾七里が一目で見える高い山の上に葬って欲しい。そして、何時までも村人の平和を祈りたい」と遺言をしました。お姫様を近くの飛波山(ひわやま)に葬り、稚子塚と呼び、その名が「乙姫」であったので、大正10年(1921年)祠を建て、乙姫大明神として祀りました。お参りをすれば、美人が生まれ、無病長寿が得られると言われています。
御浜町の熊野古道 その2
御浜町の熊野古道 その2 ◇雲揚艦遭難跡
阿田和の小松原で、明治9年(1876年)10月31日午後12時、雲揚艦が遭難しました。長州萩で乱が起こり、横須賀を軍艦浅間とともに出港しましたが、遠州御前崎で暴風雨となり蒸気機関が止まりました。そこで瀧野艦長は船だけで串本まで直行と決心しました。真夜中「あかりが見えます」とのことで方向を変えようとしましたが、横波をかぶり艦は動かなくなりました。艦長は全員上陸を命じましたが、泳げないもの11名をはじめ23名が溺死し、52名は勇敢な阿田和の若者の必死の活躍によって救助されました。殉難者は光明寺に葬られております。
◇水壷地蔵
水壷地蔵は弘法大師がここを通り、杖をついて清水を沸き出させ、旅人の便をはかったといわれる場所にあります。水壷地蔵は新旧2体あり、ともに丸彫り型座像です。その前に石灯籠があり、「神野木村安全」「往来安全」「嘉永三戌十二月」「願主 大坂佐藤家宗七 世話人 庄右衛門」の銘文が刻まれております。嘉永3年は桜田門外の変の10年前、1850年です。大坂の大工宗七は職を求めて熊野に来たが、仕事が見つからず、水壷地蔵で疲れはてて寝込んでしまいました。その夢枕にお地蔵様が現れ「この下の集落へ行くと仕事がある」と告げられました。早速神木集落へ下りてみると仕事があり、その後大繁盛したので、そのお礼に地蔵と石灯籠を献納したと言われております。
御浜町の熊野古道 その2
御浜町の熊野古道 その2 ◇神木流紋岩
神木側から横垣峠を登ると峠を越え、しばらく進むと阪本に下る石畳道が続きます。この辺りの石が神木流紋岩です。一般に白色、(風化面では赤褐色)で流理構造が顕著です。長さ約10キロ、幅5キロ、平均の厚さ約300メートルの平板状の岩体をなして北東から南西方面に分布しております。熊野酸性岩の最初の活動で形成された地中のマグマが噴出した溶岩流です。東大理学部地質学教室の荒牧・羽田両氏によって「神木流紋岩」と名付けられました。
◇上地地蔵
峠を下り林道に出て、林道を少し左に歩いてから右に登ると山中に地蔵像があります。平成8年地区民から古道が埋もれていることを知らされ、調査の結果発見されたものです。この地蔵は座像で高さは81センチ、銘文によると天保5年(1834年)岩洞院滴水和尚の発願のもので、坂本村上地中とあります。正面台座には「般若理趣分 書写法施 供養」と刻まれております。滴水和尚は風伝峠から通り峠付近に何体かある地蔵の発願主です。
御浜町の熊野古道 その2
御浜町の熊野古道 その2 ◇亀島の石灯籠
山を下りて少し歩くと、亀島と呼ばれている自然石の上に石灯籠が見えます。石灯籠の高さは2メートル54センチ、銘文は「文化十酉吉日」(1813年)とあります。妙見山の遥拝所と言われています。
「御浜町の熊野古道」について語っていただいた
熊野古道語り部
渡辺芳遠さん
御浜町の熊野古道 その2

データ
参考文献
  なし
その他関連情報
  なし

関連リンク
御浜町の熊野古道 その1


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